膝の関節痛と変形性膝関節症(2)
変形性膝関節症は、出産や更年期などの影響で、ホルモンのバランスが変化するために脂肪がつきやすい女性に多い膝の関節痛です。
女性でなくても、肥満傾向にある男性にも発症率は高いといわれています。
さらには、50?60代の年齢に多いとされています。
「自分はまだ年齢も若いし、太ってもいないのに膝が痛い。どうして?」と不安になっている人もあるでしょう。
これは、膝関節痛になる原因が老化と肥満ばかりではないからです。
以前に膝を怪我したことはありませんか?
骨折をしたことがあるとかスポーツをしていて靭帯を損傷したことがある方。
その怪我は、しっかり完治するまで、病院に通いましたか?
人間はげんきんなもので、痛い時はすぐに病院へ行きますが、痛みがなくなるとだんだん足が遠のいてしまいますよね。
自分では治ったと思っても、実はまだまだリハビリが必要だったり、定期的な診察が必要だったりすることがあります。
これを放置しておくと、のちに膝関節痛をひきおこして、変形性膝関節症の発症につながっていくのです。
変形性膝関節症は、発症時期から末期まで、長期にわたって痛みがつきまとう病気です。
怪我をしたのに病院には行くほどではないと、勝手に判断することは避けましょう。
また、テーピングなども誤った方法で貼っては意味がありませんね。
もし怪我をしたら、病院に着くまでは患部を冷やしておきましょう。
こうすることによって、患部の腫れや痛みを軽減させることができます。
そして、勝手に通院をやめることなく、医師から完治を告知されるまで頑張って通院しましょう。
あと、膝に水の溜まるかた。膝関節痛をかかえている方から「膝に水がたまってたから、抜いてもらった」なんて話を聞いたことはありませんか?
確かに人間の身体の60%は水で出来ているというぐらいですから、不思議ではありません。
しかし、この場合の水とは関節液のことをいいます。
関節液は、膝関節の潤滑油として、とても重要な役割を果たしています。
これがないと、私達の膝は常にキシキシとした状態になってしまいます。
では、なぜ重要な関節液を抜かなくてはいけないのでしょうか?
もともと関節液は、正常な膝の方で、わずか1cc程度。
しかし、膝関節痛が悪化して変形をきたしてくると、炎症を起こし関節液がどんどん溜まってくるのです。
しかも、溜まった関節液は吸収されることはありません。
溜まった関節液を放置しておくと、圧迫感や不快感を感じるようになります。
さらには、炎症して熱を帯びていますから、腫れて痛くなってくるのです。
歩くときに痛かったり、正座ができなくなるのが分かりますね。
たいていの方が水を抜いても、また溜まって抜く・・・という経験をされます。
しかしこれは、癖になってしまっているのではなく、関節の炎症が治っていないからなのです。
炎症さえなおれば、水が溜まることもなくなります。
医師が水をぬくことをすすめるのは、どれくらい炎症がひどくて、どのような病気が考えられるかを判断するためです。
自分の膝関節痛の状態を知り、炎症を早く鎮めるためにも、「水を抜く」という重要性がわかるのではないでしょうか。